製品情報
撹拌槽
グラスライニング機器は機械的強度を持った鋼板の上に高い耐薬品性を持つ特殊ガラスを被覆した耐食複合材料です。
撹拌翼(Bシリーズ)
耐食性に優れた複合素材であるグラスライニング製の撹拌槽は、化学・医薬・電子材料などの先端分野でご使用いただけます。
グラスライニングマックスブレンド®撹拌槽

グラスライニングマックスブレンド®槽はNGKケミテック株式会社のグラスライニング技術と住友重機械プロセス機器株式会社の撹拌技術から生まれたグラスライニング多機能反応槽です。長年培われた技術と豊富な経験に、最新の研究開発の成果に加え、お客様の多様なニーズにお応えします。
- 短時間で完全混合
- 広い粘性範囲に対応
- ムラのない流動特性
- 優れた伝熱特性
- 液面変化に安定
- 均一な固体分散性
- 少ない付着
- 粒径制御が容易
- 優れた通気特性
- 優れた耐食性(GL製)
マックスブレンド®の特長

短期間で完全混合
画期的なフローパターンが得られるので従来翼に比べ、短時間での均一混合を可能にしました

広い粘性範囲に対応
従来翼に比べ、粘度の変化に対し安定した混合性能を有するため、液面変化のある操作及び、多品種の生産に最適です。

優れた伝熱性
槽の壁面全体に均一な強い流れを形成するため、より高い伝熱係数が得られ混合性能の良さと相まって、槽内温度の均一化を容易に達成します。
また、多段翼にありがちな、液レベル変化による伝熱性能の変動が少なく、温度制御が容易です。
液面変化に安定
従来の多段翼では、液面レベル変化時に循環フローが変化する問題がありました。マックスブレンドは、高さ方向に連続した翼構造のため、液レベル変化に対しても安定した性能が得られます。
(これは、循環流形成の吐出源を槽底部に設けないため、液レベル変化によるフローパターン変化がないからです)

均一な固体分散性
槽底部からの強い流出により、低回転・低動力での固体均一分散状態が得られます。また、従来翼に見られる翼近傍での局部高剪断領域がなく、固体粒子の物理的破砕を最小限に抑えられます。
グラフは粒径590 ~ 1000μmの結晶粒子を均一分散となる状態で、18時間連続撹拌後の結晶破砕の程度を従来翼と比較したものです。

粒径制御が容易
従来翼に比べ、槽内全体に均一な剪断効果が作用するため、懸濁重合や晶析操作での粒径分布をシャープに保てます。また、回転数変化により粒径制御も容易に達成できます。

異粘系混合実験
撹拌条件
- 低粘度/ケロシン(50vol%、比重0.8、粘度1.3mPa・s、透明色)
- 高粘度/水アメ(50vol%、比重1.4、粘度4000mPa・s、赤色)

ツーブレンド・スリーブレンド撹拌槽

実験設備から生産設備まで幅広く対応可能な多目的翼。ブレード取付角によって吐出方向・剪断効果が変化するので、ニーズに合った選択が可能。
また、ブレードを1段当たり2枚~3枚、段数を多段にすることにより、混合・反応・重合など、幅広い条件下でご使用いただくよう、豊富なラインアップを取り揃えております。
- 製品特性
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- 少液量での使用が可能
- 多目的な用途
- 容易なスケールアップ
撹拌翼テスト装置


流動状態を確認したいとのご要望に合わせ各種撹拌翼のテスト装置を揃ております。
テスト機の貸出も行っておりますので、ご相談ください。
模擬液を使用し、攪拌槽内部の流動状態を観察することができます。
仕様
容量 | 3L(本体内径 150×高さ 250) |
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材質 | 本体:ガラス 撹拌翼:SUS304 |
翼径式 | マックスブレンド®翼、スリーブレンド翼、ツーブレンド翼、三枚後退翼 |
テスト例 | 混合、粒子浮遊等 |
撹拌槽
インペラー・アンカー・タービン撹拌槽

従来から親しまれてきた撹拌翼も多数取り扱っております。お客様のニーズに合わせて最適なものを選定いたします。
フローパターン
インペラー翼(3枚後退翼)
軸線に沿って吸い込み、翼の先端から吐出し上向の循環流を形成。

アンカー翼
中央から吸い込み、軸の先端から吐出し、立ち上がり翼の中間部を境界に上下の対流を形成。

タービン翼
上下の中央部から吸い込み、翼の先端から吐出し、上下の循環流を形成。
